私(俺)の不器用な愛情表現



思えばいつもそうだったの。



私よりも、煌くんの方が私を見つけるのが早くて。



私は煌くんからの視線や気になったところを見て、煌くんに気づくだけで。



気づいてみた時には、既に煌くんは私を発見して見ていた。




煌くんよりも先に見つけたことなんて少ない。



いつも、煌くんの方が先だった。





「うちの方が強いと思ってたんだけどな〜。」

「それはないですね。」


隣では、俺の愛に勝てるはずがないじゃないですか。


と言うように煌くんは笑ってる。

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