私(俺)の不器用な愛情表現
2本目は2分55と3分45だった。
「「ありがとうございました!」」
「犬飼、頑張れよ。」
「はい、ありがとうございます。」
そういうと先生は帰って行った。
それを見送ると
「美麗先輩、ありがとうございました!」
煌くんはそう言って頭を下げた。
そんな事しなくていいのに。
「ううん!いい練習になったし良かったよ!」
「それは良かったです。」
「うん!」
体操をして帰ろうとした時、
「先輩。途中まで一緒に帰りません?」
前と同じように誘われた。
「うん!帰ろ。」