私(俺)の不器用な愛情表現
会えなくても
それからというもの、私は。
帰ったら煌くんとメールでやり取りっていう毎日。
【へぇー、先輩にお兄さんみたいな存在の人がいたんですね!】
【といっても、小学1年生のときだけどね。それに、もう会うことはないと思うよ。】
【なんか寂しいですね。】
たしかに。
だけど、これからの出会い。
そういうのが沢山あると思う。
【そうだね。】
私達はそんな事ないよね?
なんて聞きたくても言えない。
【俺たちは、会えなくなっても。たまには近況報告しましょうね!】
そうだった。
煌くんは、私が思ってることを殆ど理解してるんだった。