私(俺)の不器用な愛情表現



それからというもの、はるちゃんが野々村くんに聞きたいことを聞いた後に、同じことを合田くんにも聞きに行った。



「合田くんの好きな教科は?」

「理科ですかね。」

「そうなんだ!じゃあ、苦手な教科は?」

「数学です。」

「一緒!数学嫌だよね。社会みたいに答えを覚えたらいい!とかならいいのにさー。」

「応用とか難しいですよね。先輩は社会が得意なんですか?」

「うん。社会と英語はまだ点数いい方かな。」


合田くんにはバカにされてましたけどね?


「今度のテストの点数、どちらが高いか勝負してみますか?」


はい?!


「無理無理!絶対合田くんよりも低い自信あるもん!」

「どんな自信ですか。」


いや、我ながら悲しい自信だけども!


知ってるんだからね!合田くんが頭いいこと!!
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