私(俺)の不器用な愛情表現
【みーつけた!】
そうメールすれば、煌くんは私なんて見ずにすぐにメールを見始めた。
ほら、やっぱり合ってた!
私の予想通り、やっぱり前と違う場所にいた。
前は私のいるテントの丁度通路を挟んだ前にいたからね。
【言っときますけど、俺の方が先輩を早く見つけましたからね?】
【はいはい。】
それも、ちゃーんと分かってるよ。
【先輩、俺を探してたのかキョロキョロしてましたよね。】
うん、それを見られてたのも知ってる。
なんなら、タイムリープする前の時もそうだったよね。
【でもさ、この大勢の中から探し出せたの褒めてほしいんだけど。】
【それなら、俺はもっと褒めてほしいですね。】
たしかにそうなりますよね〜。