私(俺)の不器用な愛情表現
煌くんは見る見るうちに顔が真っ赤になっていった。
「ほんっと、急にそういうこと言いますよね!」
「え?普通のこと言ったと思うんだけど。」
「そういうこと言われたら。男は単純で勘違いするので、気をつけてください。」
こういうことは煌くんにしか言わないんだけど。
とはさすがに言えないから。
「わかった。」
と言っておくとしよう。
「…じゃ、俺もうそろそろ帰るんで。また、メールします。」
「うん!気をつけて帰ってね。ありがとう!待ってる。」
「はい。あ、後。合唱祭。来てくださいね?」
「分かってる!」