私(俺)の不器用な愛情表現
野々村くんの事は確かに好きだった。
でも、それ以上に好きな人がいたの。
それが、煌くん。
普通の好きと違った。
同じ場所にいれば、絶対に見つけられる。
その存在があるだけで。思うだけで頑張れて、背中を追うだけでタイムが出てしまう。
名前を見ただけで、胸がキュウって締め付けられるように熱くて。
でも、心地いい。
何故か懐かしい気分になる。
笑顔は太陽みたいに眩しくて、温かくて。
あの笑顔が見れるならなんだってするって思ってしまう。