私(俺)の不器用な愛情表現
「光栄です。」
「もう!」
「でも、俺も結局は。友達が少ないことに変わりはないんですよ。」
確かに。
陸上を辞めてからというもの。
煌くんのimportantgrramのフォロワーもフォロー数も、ツナッターに比べると5分の1ほどに減っていた。
「そんな煌くんだから。うちの事なんてすぐに忘れて、他にいい人を見つけると思ってた。」
「先輩が1番分かってるじゃないですか!俺達には無理だって。」
今ならわかる。
でも、あの時はまだ信じれてなかったの。
煌くんも、運命も。