私(俺)の不器用な愛情表現



本当の運命の人はこの人なんじゃないかって思いたかった。



だけど、やっぱりそうではなくて。




私の運命の人は煌くんだった。




「先輩、ボーリング勝負しましょうよ!」

「うちが球技苦手なの知ってて言ってるよね。」

「そんな事ないですよ〜。」

「顔が違うって言ってる!」

「顔は言ってないです。書いてあるんですよ。」


今、さり気なく認めたよね?


「得点が悪い方が勝ちにしましょ!」

「煌くんー?」

「冗談ですよ!」

「煌くんぐらいだからね?うちにそこまで言うの!」

「当たり前じゃないですか!俺以外の奴が美麗先輩に言ったら怒ります。」


顔がガチな所がまた怖いんだけど。


< 439 / 511 >

この作品をシェア

pagetop