私(俺)の不器用な愛情表現



「先輩、また誘ったら。来てくれますか?」

「だから!煌くんからの誘いなら喜んで行くってば。飛んで行くから安心して?」


大好きな人だから。



ううん、大好きじゃ足りない。




愛してる。



「高校最初の大会、楽しみにしててくださいね?」

「やだよ。」


だって、盛大に『合田ファイト!』って応援されていて。



再会する時はいつもド派手な登場で。


皆から応援されているのを見て。



やっぱり、私とは全然違っていて。



遠い存在だって思わされたから。



「…まだ分からないんですか?」

「え?」
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