私(俺)の不器用な愛情表現
「良いですけど。今さり気なく俺の重い愛の言葉をスルーしましたよね。」
「愛してますから。ってやつ?」
「はい。結構重いと思うんですけど。」
「大丈夫!うちの方が重いから。」
嫉妬は醜いとか言ったけど、それでも。
嫉妬はしちゃうから。
「あんまり、妬かせないでね?自分のこと、もっと嫌いになりそうだから。」
「しませんよ。俺も、結構嫉妬深いんで。」
「知ってる。」
高校3年の時に、煌くんの前で男子と話で盛り上がって笑ってたら。
冷ややかな目で見てきてたの知ってるから。
「夢で、うちが男子と仲良く話しててね?煌くんが怒ってて。嫌なら言えばいいじゃん!って菜乃花ちゃんに言われてる煌くんがいたの。」
「あくまで夢ですよね。」
「だけど、現実っぽいでしょ?」
「全然。邪魔しに間に入っていくんで。」
それは予想外の言葉だね?