私(俺)の不器用な愛情表現
でも、誰のものにもなって欲しくないと願うほど、俺は愛してたんです。
そして、今も愛してます。
マンガやドラマの恋なんかとは違う。
不器用で甘酸っぱくて。
ある歌手の歌詞にもあった、そう。
まるでレモンのような恋。
他の人なら絶対分からないのに。
些細なアプローチにも気づいて。
まるで、2人だけの秘め事をしているような気分になって。
もっと深く関わりたいって思ってるのに。
どこかで俺はそのジリジリ焦らされてる状況さえも。
楽しく思ってた。
それから、俺の方があなたの背中を追っていたんです。
中学の頃から。俺はあなた中心に回っていて。
あなたが笑ってくれただけで。
応援が聞こえただけで。
話せただけで。
喜んでる姿を見れただけで。
たくさんの幸せという感情を貰ってたんです。
でも、俺の方が追いかけてたなんて、知られたくないから。
一生教えないけど。
きっと、いつか。あなたの事だから、分かっちゃうんでしょうね。