私(俺)の不器用な愛情表現
「…去年、熱出したじゃないですか。俺!」
「あー、うん。」
合田くんでも熱出すんだって思ったよね。
「でも、安心したよ?」
「え??」
「あー、合田くんもちゃんと人間なんだなって。」
「??」
「いや、合田くんって年下に思えないというか。完璧というか。だから、うちと同じ人間なんだって思うとホッとしたというか。」
「クスクス。」
「ちょっと!真剣に話してるのに…。」
そう言っても合田くんはまだ笑ってる。
「すみません。先輩の感性凄いなと思って。」
「はい?」