私(俺)の不器用な愛情表現
第2章
勝負の行方
地区大会に向けて、余韻に浸っている暇もなかった。
それと同時に中間テストもあるし。
「美麗ちゃん!テスト勉強してますか?」
「いや?全然。」
「えっ!?どうするんですか!!合田先輩との勝負引き受けましたよね?」
「え?あ、うん。何とかなるでしょう。」
私、徹夜派だし!
夜の8時に寝て午前2時ごろに起きてもう勉強するのが1番だからね。
「頑張って勝ってくださいね!」
「頑張るけど、勝てるかはわかんないよ。」
だって、合田くんって天然なくせに頭は良いもん!