私(俺)の不器用な愛情表現
「犬飼先輩、勉強の方はどうです?」
「やってないけど?合田くんはしてるの?」
「してますよ!先輩に負けたくないんで。」
「そっか!十分に徹夜できるようにテスト範囲の課題とかはもうし始めてるんだけどね?」
それ以外は全くもってやっておりません。
「そんなだから、200点中89点なんて点数とるんですよ。」
「お、覚えてるの?!」
「はい。そこまで悪いとは思いませんでしたよ、俺。」
忘れてほしいんだけど。
いやさ?私的にそれくらいの点数でも私が行く高校は普通に、合格するって分かってるんだけど。
点数がすごく恥ずかしいから。
「意外と勉強できないんですね。」
「んー、勉強しててもやる気ないから身についてないんだよね。」
それは本当。