私(俺)の不器用な愛情表現
「先輩、それは言い訳って言うんですよ。」
「はい、その通りです。」
だって、通知表もオール3ならそれで良いって思うんだもん。
私は先生からも嫌われてるから、通知表の成績とか何人までって決められてるって知って。
嫌われ者の私はどんなに頑張っても3までしか貰えないって分かってるから。
だからね?頑張っても無駄な気がするの。
それなら、高校に行って通知表の成績が何人までとか決められてないから頑張るべきだって思うの。
「別に、良いの。」
「…先輩って時々凄く冷たい目をしますよね。何にも期待してないような。そんな目を。」
「そう?」
やっぱり、合田くんにはバレてたんだね。