私(俺)の不器用な愛情表現
第1章
過去と決意
『……本当に向き合うって。逃げないって誓うか?』
誰の声?
「はい!絶対に!!絶対に死なせたくありません。例え、私が傷つくことになっても!」
あの時は傷つくのが怖かった。
だけど、彼を失うよりも嫌なことは無いから。
失って気づくなんて遅すぎるよね。
「私は、離れて彼が変わっていっても。それが私のせいであって欲しい。私のことを忘れないで欲しいと思っていました。本当に最低です。」
合田くんは苦しんでいたのに。
『では、次はちゃんと向き合うのじゃぞ。その次は…もうないぞ。』
「はい。」
さっきの声は誰だったのだろう。
本当に過去に戻れるの?
また、合田くんに会えるの?