2/3片思い
タイスケは二人が付き合ってるって、どこまでの根拠でもって言ってるんだろう。

思い切って聞いてみた。

「タイスケは、二人が一緒にいたから付き合ってるって思ってるの?」

まさにダブルバーガーにかぶりつこうとしていたタイスケは、思わず口をあんぐり開けたまま静止した。

そのまぬけな姿に思わず「ぷっ」と吹き出す。

「なんだよう~。何笑ってんだ。」

タイスケは少しむすっとした顔になった。

「ごめんごめん。先に食べてくれていいし。」

笑いをこらえながら、タイスケに食べるよう促した。

「いや、いいよ。それより、二人が付き合ってる確証は・・・。」

思わず唾を飲み込む。

「五分五分ってとこかな。」

「それは、タイスケの独断?」

「うん。」

『うん』って・・・。

「それだけで付き合ってるかなんてわかんないじゃない。」

「でも、仲良さそうだったぜ。」

「たまたま英会話学校で一緒になっただけかもしれないじゃない。」

「なんで、ナツミがそんなにムキになんのさ。」
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