2/3片思い
それだけで舞い上がる私。
松川くんの背中をぼーっと見つめながら、しばらくタイスケの存在を忘れていた。
「おいっ。」
少しムッとした声でタイスケが私を呼ぶ。
「あ、ごめんごめん。」
「何ぼーっと松川の野郎の後ろ姿に見とれてんだよ。」
松川の野郎ですって?!
野蛮な言い方。
「見とれてなんかないわよ。」
「見とれてたよ。ぼーっとしちゃってさ。」
「悪いけど、あんたよりは何倍も格好いいし。」
「ちぇ。」
タイスケは飲みかけのコーラをすすった。
「でもさ、マヨとは何でもないって言ってたじゃない。」
「さー、本当かどうだかね。」
「本人が違うっていってるんだから違うでしょ。マヨからだってそんなこと一言も聞いてないし。」
こんなにムキになって言ってる私って、やっぱりタイスケから見たら変よね。
松川くんの背中をぼーっと見つめながら、しばらくタイスケの存在を忘れていた。
「おいっ。」
少しムッとした声でタイスケが私を呼ぶ。
「あ、ごめんごめん。」
「何ぼーっと松川の野郎の後ろ姿に見とれてんだよ。」
松川の野郎ですって?!
野蛮な言い方。
「見とれてなんかないわよ。」
「見とれてたよ。ぼーっとしちゃってさ。」
「悪いけど、あんたよりは何倍も格好いいし。」
「ちぇ。」
タイスケは飲みかけのコーラをすすった。
「でもさ、マヨとは何でもないって言ってたじゃない。」
「さー、本当かどうだかね。」
「本人が違うっていってるんだから違うでしょ。マヨからだってそんなこと一言も聞いてないし。」
こんなにムキになって言ってる私って、やっぱりタイスケから見たら変よね。