2/3片思い
「私が直接話しかけても、大丈夫、かなぁ・・・?」

少しカマをかけてみる。

マヨはしばらく言葉を選んでいるようだった。

「大丈夫って、何か問題でもあるわけ?」

いつものマヨの口調に戻った。

「何も問題ない?」

「あるわけないじゃん。クラスメイトに自分の誤解を解くってだけでしょ?不自然なことでも何でもないよ。」

ものすごく当たり前のことを、当たり前に話すマヨ。

そのあっけらかんとした声を聞いて、私の緊張が少しずつ溶けていく。

「じゃ、がんばって明日の朝、松川くんに話してみるよ。」

なぜだか、マヨに対して気を遣ってる私。

立場がおかしいよね。絶対。

「うん、そうしなよ。って、話ってそれだけ?」

それだけじゃないんだよな。

「うーん。あとさ、松川くんが言ってたんだけど。」

ええ?

聞いちゃうの?私?!

「マヨって、松川くんと同じ英会話学校に通ってるの?」




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