狂った隣人たち
☆☆☆
小さなくぼみを中心に穴を掘り進めて行くと1メートルほど彫ったところで白くてゴロゴロとしたものが出てき始めた。
それが人骨だと気がついたのは頭蓋骨がそのままの形で出てきたからだった。
そこからは2人がかりで素手で土を掘り返した。
できるだけ骨を砕かないよう、丁寧に発掘を進めていく。
そして埋まっているすべての骨が出てきたとき、いままで漆黒の闇に包まれていた床下にはほんのりと光が差し込んでいた。
確認してみるとあちこちに換気口が見えて床下を照らしだしている。
終わったのだ。
そう思うと全身の力が抜けてその場に倒れこんでしまった。
じっとりと汗が滲んでいて、喉はカラカラだ。
その時、床下に軽快なメロディが響き渡って2人同時にビクリと肩をはねさせた。
それはくるみのスマホの着信音だった。
床下に落ちたまま、広い忘れていた。
どうにか最後の力を振り絞って和室のしたまで移動して画面を確認してみると、それはくるみの母親からの着信だった。
途端にふっと口から息が抜け出てる。
くるみは祐次へ向けてうなづきかけ、そして電話に出たのだった。
小さなくぼみを中心に穴を掘り進めて行くと1メートルほど彫ったところで白くてゴロゴロとしたものが出てき始めた。
それが人骨だと気がついたのは頭蓋骨がそのままの形で出てきたからだった。
そこからは2人がかりで素手で土を掘り返した。
できるだけ骨を砕かないよう、丁寧に発掘を進めていく。
そして埋まっているすべての骨が出てきたとき、いままで漆黒の闇に包まれていた床下にはほんのりと光が差し込んでいた。
確認してみるとあちこちに換気口が見えて床下を照らしだしている。
終わったのだ。
そう思うと全身の力が抜けてその場に倒れこんでしまった。
じっとりと汗が滲んでいて、喉はカラカラだ。
その時、床下に軽快なメロディが響き渡って2人同時にビクリと肩をはねさせた。
それはくるみのスマホの着信音だった。
床下に落ちたまま、広い忘れていた。
どうにか最後の力を振り絞って和室のしたまで移動して画面を確認してみると、それはくるみの母親からの着信だった。
途端にふっと口から息が抜け出てる。
くるみは祐次へ向けてうなづきかけ、そして電話に出たのだった。