ママの手料理 Ⅱ





真夜中。


「ゔゔぅー…、疲れた、、」


ホストクラブで働き、そういった行為をした直後の俺は、常連客と別れて着替えながら大きなため息をついていた。


(皆あれのどこに快感覚えてるのまじで…!)


客には申し訳ないが、俺はいつも琥珀を客に重ねる事で行為を行っている。


いつも物凄い罪悪感が俺を襲っているけれど、No.1の看板ホスト、“大也”として生きるにはそうする他ないのだ。


(ナミちゃんごめんねほんとに……)


着替えが終わった俺は今日の客である女の子に心の中で謝り、欠伸をしながらポケットのスマホを取り出した。


スマホの電源をつけると、


『3:16』


という表示と共に、


『着信:4件』

『新着メール:18件』


という通知が目に飛び込んできた。


「えーどうしたのさ皆……」


メッセージアプリを開くと、mirageと紫苑ちゃんの共同グループが荒れに荒れていた。







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