ママの手料理 Ⅱ
「大也、レジ打ち苦手なの?…全くもう、ホストで女の人の相手ばっかりしてるからいけないんだよー」
隣から鈴を鳴らしたような笑い声が聞こえ、俺はふっと横を向いた。
この店の中でこんなに明るい笑い声を出すのは、もちろん紫苑ちゃんしかいない。
「ちょっと、紫苑ちゃんまでそういう事言っちゃうの!?俺結構稼いでるんだよ!?」
他の客に聞かれないように小声で反論すると、知ってる、だってバイトなのに看板ホストやってるじゃん!、と、また笑顔が返ってきた。
俺の代わりにレジ打ちをやり始めた彼女に、
「ほんとありがとう、超絶助かる!あそこでエロい画像見てる誰かさんと違って」
と、感謝の気持ちを述べた俺は、
「あ…、俺のホストクラブの電話番号教えてあげようか?めっちゃ語呂良いからすぐ覚えられるよ」
と、不意に頭に浮かんだ事を提案した。
「は?」
「大也君、君は神聖なお店の中で何を声に出しているのかな?ん?する事がないなら今すぐテーブル拭いて貰える?」
案の定、俺は紫苑ちゃんから冷めた目を向けられ、湊からお叱りを受ける羽目になった。
「はいごめんなさい……でもね紫苑ちゃん、まじで語呂良いの!ちょっと待ってね紙に書いてあげる」
隣から鈴を鳴らしたような笑い声が聞こえ、俺はふっと横を向いた。
この店の中でこんなに明るい笑い声を出すのは、もちろん紫苑ちゃんしかいない。
「ちょっと、紫苑ちゃんまでそういう事言っちゃうの!?俺結構稼いでるんだよ!?」
他の客に聞かれないように小声で反論すると、知ってる、だってバイトなのに看板ホストやってるじゃん!、と、また笑顔が返ってきた。
俺の代わりにレジ打ちをやり始めた彼女に、
「ほんとありがとう、超絶助かる!あそこでエロい画像見てる誰かさんと違って」
と、感謝の気持ちを述べた俺は、
「あ…、俺のホストクラブの電話番号教えてあげようか?めっちゃ語呂良いからすぐ覚えられるよ」
と、不意に頭に浮かんだ事を提案した。
「は?」
「大也君、君は神聖なお店の中で何を声に出しているのかな?ん?する事がないなら今すぐテーブル拭いて貰える?」
案の定、俺は紫苑ちゃんから冷めた目を向けられ、湊からお叱りを受ける羽目になった。
「はいごめんなさい……でもね紫苑ちゃん、まじで語呂良いの!ちょっと待ってね紙に書いてあげる」