裸足のシンデレラは御曹司を待っている
エレベーターを上がって行くと家電量販店のチェーン店を見つけた。ゲーム機は、おもちゃ屋さんよりも量販店の方がポイントが付きお得だ。私的におもちゃ屋さんがよっぽどお買い得価格になっていない限り、家電量販店で買いたい。直哉と一緒に店内に足を向けると真哉がまた口をとがらせている。
「しんちゃん、おもちゃやさんにいきたいなぁ」
「ゲームの機械は電気屋さんで売っているのに、買わなくてもいいのかな?」
「えー、でんきやさんでうっているの? やったぁ」
笑顔いっぱいの真哉の目の高さに腰を屈めた直哉が語りかけた。
「シンちゃん、今日のお買い物でいい子にしていたら、最後にアイスクリームを買ってあげるよ」
あっ、と思った。
以前、レストランでした私の家族の思い出の話。買い物をした最後にいい子にしていたらアイスクリームを買ってもらえたと言った事を覚えていてくれたんだ。
大切な思い出を受け継いでくれた。その事に胸の奥がグッと熱くなる。
どれだけ、直哉さんを好きにさせるのか……。
ココが店内でなかったら抱きつきたい。
「しんちゃん、おもちゃやさんにいきたいなぁ」
「ゲームの機械は電気屋さんで売っているのに、買わなくてもいいのかな?」
「えー、でんきやさんでうっているの? やったぁ」
笑顔いっぱいの真哉の目の高さに腰を屈めた直哉が語りかけた。
「シンちゃん、今日のお買い物でいい子にしていたら、最後にアイスクリームを買ってあげるよ」
あっ、と思った。
以前、レストランでした私の家族の思い出の話。買い物をした最後にいい子にしていたらアイスクリームを買ってもらえたと言った事を覚えていてくれたんだ。
大切な思い出を受け継いでくれた。その事に胸の奥がグッと熱くなる。
どれだけ、直哉さんを好きにさせるのか……。
ココが店内でなかったら抱きつきたい。