裸足のシンデレラは御曹司を待っている
23
翌朝、カーテンの隙間から明るい日差しが漏れている。でも、もう少し寝ていたい。
ボフッ!
ウトウトしている私の上に息子が降って来て、強制的に起こされる。
「うっ!」
油断していた所に15キロがダイビングよろしく、飛び込んできたものだから、かなりキツイ。
目を開けるとエヘッと笑う真哉。
「ママー。おきようよ。ママのスマホ ブルブルしていたよ」
「えっ? なんだろ? 保育所のママ友かな?」
ベッドの上で身を起こし、フワァとあくびをしながら伸びをした。
すでに起きていた直哉が私のスマホを手渡し、「おはよう」と頬にチュッとキスを落とされる。それを真哉に見られ、なんとなく照れくさい。
「パパ、えほんのおうじさまみたい」
ホント、照れくさい……です。
照れくさいのを誤魔化すようにスマホの画面に視線を落とし、タップする。すると陽太からSNSにメッセージが入っていた。
スマホの文字を打つのが面倒だと言って、今迄、陽太からメッセージが来ることはほとんどない。
「なんだろう?」
『今夜、19時に居酒屋シマヌククルに集合、3人で来ること』
「はぁ!?」
思わず大きな声を出してしまった。
村内にある居酒屋シマヌククルは、アットホームな地元民のたまり場だ。そんなところに直哉を連れて行くなんて、ちょっと不安……。
「直哉さん、夜、呼び出されたんですけど、一緒に行ってもらえますか?」
スマホのメッセージを見せながら、直哉の様子を伺う。
「俺も参加させてもらえるんだね」
気を使ってくれているのか、快諾してくれた。
「ぼくもいくー」
なんだか、真哉が頼もしく見える。
「じゃあ、夜ごはんはシマヌククルで食べるので決まりね。さあ、まずは、朝ごはんを食べようね。ママはお腹空いちゃった」
ボフッ!
ウトウトしている私の上に息子が降って来て、強制的に起こされる。
「うっ!」
油断していた所に15キロがダイビングよろしく、飛び込んできたものだから、かなりキツイ。
目を開けるとエヘッと笑う真哉。
「ママー。おきようよ。ママのスマホ ブルブルしていたよ」
「えっ? なんだろ? 保育所のママ友かな?」
ベッドの上で身を起こし、フワァとあくびをしながら伸びをした。
すでに起きていた直哉が私のスマホを手渡し、「おはよう」と頬にチュッとキスを落とされる。それを真哉に見られ、なんとなく照れくさい。
「パパ、えほんのおうじさまみたい」
ホント、照れくさい……です。
照れくさいのを誤魔化すようにスマホの画面に視線を落とし、タップする。すると陽太からSNSにメッセージが入っていた。
スマホの文字を打つのが面倒だと言って、今迄、陽太からメッセージが来ることはほとんどない。
「なんだろう?」
『今夜、19時に居酒屋シマヌククルに集合、3人で来ること』
「はぁ!?」
思わず大きな声を出してしまった。
村内にある居酒屋シマヌククルは、アットホームな地元民のたまり場だ。そんなところに直哉を連れて行くなんて、ちょっと不安……。
「直哉さん、夜、呼び出されたんですけど、一緒に行ってもらえますか?」
スマホのメッセージを見せながら、直哉の様子を伺う。
「俺も参加させてもらえるんだね」
気を使ってくれているのか、快諾してくれた。
「ぼくもいくー」
なんだか、真哉が頼もしく見える。
「じゃあ、夜ごはんはシマヌククルで食べるので決まりね。さあ、まずは、朝ごはんを食べようね。ママはお腹空いちゃった」