裸足のシンデレラは御曹司を待っている
三線が鳴り止むと一斉に拍手が巻き起こった。指笛が鳴り、「遥香、おめでとー」と仲間から声が掛かる。
「ありがとう。遊びに来るからねー」と手を振りながら言葉を返した。
そんな中、横にいた陽太も「遥香、幸せになれよ」そう言って、ニカッと笑う。子供の頃から変わらない笑い方。
笑顔で ”ありがとう” と言おうとしたのに、昔からの変わらぬ笑顔に胸が詰まってしまい、上手く声が出ない。さっき泣いたから、もう泣かないって決めたのに、声を出そうとすると唇が細かく震えて涙が出そう。
その時、背中に直哉の手が添えられた。その手の大きさを感じ、気持ちが落ち着いて来る。大きく息を吸い込んで、顔を上げる。
「ありがとう、私、幸せになるからね。陽太も幸せになってね」
「おう、まかせろ」
「陽太ありがとうね、今日も陽太のおかげで楽しかったよ」
「ん、良かった。柏木さん、遥香とシンの事よろしくお願いします」
陽太の瞳が真っ直ぐに直哉を見据えた。
「二人の事を大切にします。城間さん、これからもよろしくお願いします」
「今度は、《《家族》》で城間別邸に泊まりに来てください。お待ちしてます」
陽太がもう一度、ニカッと笑う。
「ありがとう。遊びに来るからねー」と手を振りながら言葉を返した。
そんな中、横にいた陽太も「遥香、幸せになれよ」そう言って、ニカッと笑う。子供の頃から変わらない笑い方。
笑顔で ”ありがとう” と言おうとしたのに、昔からの変わらぬ笑顔に胸が詰まってしまい、上手く声が出ない。さっき泣いたから、もう泣かないって決めたのに、声を出そうとすると唇が細かく震えて涙が出そう。
その時、背中に直哉の手が添えられた。その手の大きさを感じ、気持ちが落ち着いて来る。大きく息を吸い込んで、顔を上げる。
「ありがとう、私、幸せになるからね。陽太も幸せになってね」
「おう、まかせろ」
「陽太ありがとうね、今日も陽太のおかげで楽しかったよ」
「ん、良かった。柏木さん、遥香とシンの事よろしくお願いします」
陽太の瞳が真っ直ぐに直哉を見据えた。
「二人の事を大切にします。城間さん、これからもよろしくお願いします」
「今度は、《《家族》》で城間別邸に泊まりに来てください。お待ちしてます」
陽太がもう一度、ニカッと笑う。