裸足のシンデレラは御曹司を待っている
チュッと音を立て、唇が離れた。
そして耳に熱い吐息がかかり、荒い息遣いが聞こえる。
耳朶を食まれ、耳の穴まで舐められるとゾクゾクとして自分の知らない何かを引き出されているよう。
まるで熱を欲しがるように、直哉が自分を求めてくる。
視線が絡むと寂し気な瞳が揺れていた。
彼の事を何も知らない。
それなのにどうしてこんなに惹かれるんだろう。
下着に手がかかり、足の間のにある溝の奥に節のある指が忍び込む。
私の中はプールの水とは違ったヌメリを湛え、彼を受け入れようとしている。
直哉がそれをあてがい徐々に私の中に入り込んできた。
「熱い……」
彼が耳元で呟く。
口づけを交わすたびに私は満たされた気持ちになる。
自分の中にある寂しさが温かい色に上書きされていく。
体を動かすと、水面がパシャパシャと水音立て、その音に煽られていく。
肌が触れている所は熱いのに、離れている肌は水で冷やされている。
耳に掛かる直哉の吐息は熱く。私の口からは甘い声が漏れている。
太陽が二人を見ている。そして、ジリジリと熱を放っていた。
うっすらと瞼を開くと、真っ青な空が見える。
鳥になって飛んでいるような、魚になって泳いでいるような、自分が自分でないような、そんな錯覚に陥った。
そして耳に熱い吐息がかかり、荒い息遣いが聞こえる。
耳朶を食まれ、耳の穴まで舐められるとゾクゾクとして自分の知らない何かを引き出されているよう。
まるで熱を欲しがるように、直哉が自分を求めてくる。
視線が絡むと寂し気な瞳が揺れていた。
彼の事を何も知らない。
それなのにどうしてこんなに惹かれるんだろう。
下着に手がかかり、足の間のにある溝の奥に節のある指が忍び込む。
私の中はプールの水とは違ったヌメリを湛え、彼を受け入れようとしている。
直哉がそれをあてがい徐々に私の中に入り込んできた。
「熱い……」
彼が耳元で呟く。
口づけを交わすたびに私は満たされた気持ちになる。
自分の中にある寂しさが温かい色に上書きされていく。
体を動かすと、水面がパシャパシャと水音立て、その音に煽られていく。
肌が触れている所は熱いのに、離れている肌は水で冷やされている。
耳に掛かる直哉の吐息は熱く。私の口からは甘い声が漏れている。
太陽が二人を見ている。そして、ジリジリと熱を放っていた。
うっすらと瞼を開くと、真っ青な空が見える。
鳥になって飛んでいるような、魚になって泳いでいるような、自分が自分でないような、そんな錯覚に陥った。