社長の渇愛
日付の変わった午前1時半頃━━━━━
亜伊から連絡があり、心花は家を出ようとしていた。
「お母さん、行ってくるね」
「うん。心花、この前言ってたことだけど……」
「あ、同棲のこと?」
「えぇ…お父さんとも話したんだけど、心花が決めなさい。もう、心花は社会人なんだし」
「いいの?」
「うん。一人暮らしは認めてあげられないけど、心花が決めた人とならいいよ!」
「ありがとう!お母さん!」
「あ、でも!いつでも帰ってきていいわよ(笑)」
「フフ…もう(笑)」
家を出ると、亜伊が壁に寄りかかって待っていた。
「すみません!」
「ううん!大丈夫だった?ご両親」
「はい!」
「じゃあ、行こうか?」
「はい!」
さりげなく心花の手から鞄を持ち、心花の手を握った。
ゆっくり歩き、マンションへ向かう。
「あの、亜伊…」
「ん?」
「私、亜伊とずっと一緒にいたいです!」
「ん?うん、ずっと一緒だよ?」
「だから、あの…」
「ん?」
「亜伊のマンションに、引っ越してもいいですか?」
「え……」
「私も、亜伊と離れたくありません!」
「………いいの?」
「はい!」
「俺の傍にいてくれるの?」
「はい!」
「四六時中放れないよ?」
「はい━━━━━ひやぁっ!!?
ちょっ……亜伊!!下ろしてください!!」
亜伊が心花の腰を持ち、抱き上げた。
「スゲー、嬉しい~!!」
心花を見上げ、満面の笑みで言う亜伊。
「お願いします////下ろしてーー!!」
「フフ…ねぇ、心花!
もう一回言って?」
「え?」
「俺とずーっと、一緒にいたいって!!」
「言うので、下ろしてください!」
「やだ!!言うまで、下ろさない!!」
「亜伊と、ずっと一緒にいたいです」
「俺のこと、好き?」
「はい////」
「愛してる?」
「はい////」
「ちゃんと言って?」
「…………愛してます、亜伊」
そのまま二人の口唇が重なった。
「俺も、心花を愛してるよ……!」
口唇が離れ、亜伊も口元で呟いた。
「…………亜伊」
「ん?」
「下ろしてください…恥ずかしいし、重いでしょ?」
「ううん!ぜーんぜん、重くないよ!
なんなら、このまま帰ろうか?
“俺達の家に”」
「えーー!!それはいくらなんでも……!?」
亜伊から連絡があり、心花は家を出ようとしていた。
「お母さん、行ってくるね」
「うん。心花、この前言ってたことだけど……」
「あ、同棲のこと?」
「えぇ…お父さんとも話したんだけど、心花が決めなさい。もう、心花は社会人なんだし」
「いいの?」
「うん。一人暮らしは認めてあげられないけど、心花が決めた人とならいいよ!」
「ありがとう!お母さん!」
「あ、でも!いつでも帰ってきていいわよ(笑)」
「フフ…もう(笑)」
家を出ると、亜伊が壁に寄りかかって待っていた。
「すみません!」
「ううん!大丈夫だった?ご両親」
「はい!」
「じゃあ、行こうか?」
「はい!」
さりげなく心花の手から鞄を持ち、心花の手を握った。
ゆっくり歩き、マンションへ向かう。
「あの、亜伊…」
「ん?」
「私、亜伊とずっと一緒にいたいです!」
「ん?うん、ずっと一緒だよ?」
「だから、あの…」
「ん?」
「亜伊のマンションに、引っ越してもいいですか?」
「え……」
「私も、亜伊と離れたくありません!」
「………いいの?」
「はい!」
「俺の傍にいてくれるの?」
「はい!」
「四六時中放れないよ?」
「はい━━━━━ひやぁっ!!?
ちょっ……亜伊!!下ろしてください!!」
亜伊が心花の腰を持ち、抱き上げた。
「スゲー、嬉しい~!!」
心花を見上げ、満面の笑みで言う亜伊。
「お願いします////下ろしてーー!!」
「フフ…ねぇ、心花!
もう一回言って?」
「え?」
「俺とずーっと、一緒にいたいって!!」
「言うので、下ろしてください!」
「やだ!!言うまで、下ろさない!!」
「亜伊と、ずっと一緒にいたいです」
「俺のこと、好き?」
「はい////」
「愛してる?」
「はい////」
「ちゃんと言って?」
「…………愛してます、亜伊」
そのまま二人の口唇が重なった。
「俺も、心花を愛してるよ……!」
口唇が離れ、亜伊も口元で呟いた。
「…………亜伊」
「ん?」
「下ろしてください…恥ずかしいし、重いでしょ?」
「ううん!ぜーんぜん、重くないよ!
なんなら、このまま帰ろうか?
“俺達の家に”」
「えーー!!それはいくらなんでも……!?」