社長の渇愛
「フッ…!!竪羽は可愛いなぁ」
そう言うと、立ち上がり黒滝の方へ歩み寄った。
デスクに腰かけ、デスクチェアに座っている黒滝の頬を撫でた。
「今の彼女は、本気って聞いたから」
黒滝が見上げて言う。
「あぁ、そうだよ」
「僕を見捨てないでよ」
「見捨てないよ?竪羽が、俺を裏切らなければ」
「フフ…裏切らないよ!
…………てか!僕は、バカじゃないよ?」
「だろうな。お前は賢いもんな。
御笠とお前は、最高の俺の所有物だから。
………あ、あと!ストーカー男、ありがとな!」
微笑んだ亜伊は、再度黒滝の頭をポンポンと撫でて部屋を出ていった。
「若」
「んー?」
「どうして、あんな奴にペコペコするんすか?
しかも、若が所有物だなんて失礼な奴じゃないすか!?」
「好きだから」
「は?」
「あ、好きってゆうのは、お互い友人としてだよ?
ボスって、老若男女問わず心を奪う天才だと思うんだよなぁー。僕と敬吾は、完全に惚れて、はまってるし。ほんっと、人間じゃないってくらい完璧だよ!倉澤 亜伊という人は……!」
「しかし━━━━━」
ガン━━━━━!!!?
部下の髪の毛を包み、デスクに押しつけた。
「てか!倉澤 亜伊の恐ろしさ、お前にはわかんないの?」
そして部下に耳打ちした。
「うぅ……若、離し…て…くださ……」
「……………まぁ、今にわかるよ」
そこで離し、微笑んだのだった。
「え?」
そして車に乗り込んだ、亜伊。
「御笠」
「はい」
「水」
「はい」
ペットボトルを受け取り、一気に飲み干す。
「もう一本、飲みますか?」
「うん」
もう一本受け取り、飲み干す。
最近の亜伊は、心花と離れると喉が異常に渇く。
なので、ペットボトルを常備するようになったのだ。
「もう一本」
「はい」
マンションに着き、中に入ると心花が掃除をしていた。
「心花?」
「あ!亜伊!おかえりなさい!」
「掃除してたの?」
「はい。あ、ダメでした?家の中の物は何でも使って構わないって書いてあったので……!」
「もちろん、構わないよ。
でも掃除なんかしなくていいんだよ?」
「でも同棲とは言っても、居候みたいなもんだし……家事くらい、私がします!
出きることは何でもしたいんです!」
「……ほんっと、敵わないなぁ…
まぁ、そうゆうとこも大好き!」
心花に抱きつき、抱き締めた。
「え?亜伊?」
「ねぇ…何でもしてくれるんなら、もっと俺を欲して?」
心花の肩に顔を埋め呟いた。
「え?」
「もっと……俺を好きになって?」
「私は、亜伊が大好きですよ?」
亜伊の消え入りそうな切ない声に、背中をさすりながら答えた。
そう言うと、立ち上がり黒滝の方へ歩み寄った。
デスクに腰かけ、デスクチェアに座っている黒滝の頬を撫でた。
「今の彼女は、本気って聞いたから」
黒滝が見上げて言う。
「あぁ、そうだよ」
「僕を見捨てないでよ」
「見捨てないよ?竪羽が、俺を裏切らなければ」
「フフ…裏切らないよ!
…………てか!僕は、バカじゃないよ?」
「だろうな。お前は賢いもんな。
御笠とお前は、最高の俺の所有物だから。
………あ、あと!ストーカー男、ありがとな!」
微笑んだ亜伊は、再度黒滝の頭をポンポンと撫でて部屋を出ていった。
「若」
「んー?」
「どうして、あんな奴にペコペコするんすか?
しかも、若が所有物だなんて失礼な奴じゃないすか!?」
「好きだから」
「は?」
「あ、好きってゆうのは、お互い友人としてだよ?
ボスって、老若男女問わず心を奪う天才だと思うんだよなぁー。僕と敬吾は、完全に惚れて、はまってるし。ほんっと、人間じゃないってくらい完璧だよ!倉澤 亜伊という人は……!」
「しかし━━━━━」
ガン━━━━━!!!?
部下の髪の毛を包み、デスクに押しつけた。
「てか!倉澤 亜伊の恐ろしさ、お前にはわかんないの?」
そして部下に耳打ちした。
「うぅ……若、離し…て…くださ……」
「……………まぁ、今にわかるよ」
そこで離し、微笑んだのだった。
「え?」
そして車に乗り込んだ、亜伊。
「御笠」
「はい」
「水」
「はい」
ペットボトルを受け取り、一気に飲み干す。
「もう一本、飲みますか?」
「うん」
もう一本受け取り、飲み干す。
最近の亜伊は、心花と離れると喉が異常に渇く。
なので、ペットボトルを常備するようになったのだ。
「もう一本」
「はい」
マンションに着き、中に入ると心花が掃除をしていた。
「心花?」
「あ!亜伊!おかえりなさい!」
「掃除してたの?」
「はい。あ、ダメでした?家の中の物は何でも使って構わないって書いてあったので……!」
「もちろん、構わないよ。
でも掃除なんかしなくていいんだよ?」
「でも同棲とは言っても、居候みたいなもんだし……家事くらい、私がします!
出きることは何でもしたいんです!」
「……ほんっと、敵わないなぁ…
まぁ、そうゆうとこも大好き!」
心花に抱きつき、抱き締めた。
「え?亜伊?」
「ねぇ…何でもしてくれるんなら、もっと俺を欲して?」
心花の肩に顔を埋め呟いた。
「え?」
「もっと……俺を好きになって?」
「私は、亜伊が大好きですよ?」
亜伊の消え入りそうな切ない声に、背中をさすりながら答えた。