社長の渇愛
三葉組事務所前━━━━━━
亜伊と黒滝が立って建物を見上げていた。
「ボス」
「ん?」
「ごめんね」
「うん」
「落とし前は、俺がつけるから」
「竪羽」
「ん?」
「俺がいるよ?」
「うん。ありがと!」
二人は中に入っていった。
「━━━━━黒羽の坊ちゃまじゃねぇか!
あとは……倉澤社長様か!」
「桜田を出して」
黒滝は、ソファにドカッと座り足を組んだ。
亜伊も同じように座り、足を組んだ。
「桜田?」
「オヤジ、後藤の部下です」
「あー、いるわけないだろ!ここは、三葉の本事務所だぞ」
「もう一度言う━━━━
桜田を出せ」
黒滝が三葉をギロリと睨み付けた。
「━━━━━
おい!呼べ」
三葉は何かを察し、部下に伝える。
数分後、桜田が現れた。
「オヤジ、失礼しま━━━━━え……!?
竪羽と……倉澤!!?」
「サクラ、やってくれたなぁー」
「竪羽…」
「まさか、お前が俺の周りを探ってたなんて」
「お前が、俺を見捨てたから」
「見捨てたんじゃねぇ!解放してやったんだよ!?
言ったろ?
“お前にはこの世界は向かない”って!」
「はぁぁ!?」
「こんな、恩を仇で返すようなことをしやがって!」
黒滝が桜田を睨み付けた。
「これ、どうぞ?」
そこに亜伊が、USBメモリをテーブルに置いた。
「は?」
「情報、欲しいんだろ?どうぞ?
中身見たら、びっくりするよ」
桜田が警戒しながら、パソコンでUSBの中身を確認する。
「━━━━━━!!!!?これ……」
そこには、三葉組の情報全て……そう全てが映っていた。
「えーと、あと……28秒」
「は?」
「18時に、その中の情報全て……ばら蒔かれる」
「は?冗談だろ?」
「冗談?俺はお前のような奴に冗談なんか言わない」
「やめてくれ…!!!」
「三葉組は、もう終わりだ」
「倉澤ぁぁぁぁーーーー!!!
━━━━━━!!!!?」
叫びながら桜田が亜伊の胸ぐらを掴んだ。
ズン!!と亜伊を包む雰囲気が圧迫され落ちる。
亜伊は冷静に桜田を睨み付けていた。
「俺に、触るな……」
「あ…あ……」
亜伊の雰囲気。
そして………
黒滝にこめかみに拳銃を突き付けられ、怯え出す桜田。
「俺の宝物に触るな」
黒滝の雰囲気も真っ黒に落ちていた。
「竪羽…なん…で?」
怯えながら見る、桜田。
「ボスは俺の宝物だ。それに俺を裏切ったサクラが悪い」
亜伊と黒滝が立って建物を見上げていた。
「ボス」
「ん?」
「ごめんね」
「うん」
「落とし前は、俺がつけるから」
「竪羽」
「ん?」
「俺がいるよ?」
「うん。ありがと!」
二人は中に入っていった。
「━━━━━黒羽の坊ちゃまじゃねぇか!
あとは……倉澤社長様か!」
「桜田を出して」
黒滝は、ソファにドカッと座り足を組んだ。
亜伊も同じように座り、足を組んだ。
「桜田?」
「オヤジ、後藤の部下です」
「あー、いるわけないだろ!ここは、三葉の本事務所だぞ」
「もう一度言う━━━━
桜田を出せ」
黒滝が三葉をギロリと睨み付けた。
「━━━━━
おい!呼べ」
三葉は何かを察し、部下に伝える。
数分後、桜田が現れた。
「オヤジ、失礼しま━━━━━え……!?
竪羽と……倉澤!!?」
「サクラ、やってくれたなぁー」
「竪羽…」
「まさか、お前が俺の周りを探ってたなんて」
「お前が、俺を見捨てたから」
「見捨てたんじゃねぇ!解放してやったんだよ!?
言ったろ?
“お前にはこの世界は向かない”って!」
「はぁぁ!?」
「こんな、恩を仇で返すようなことをしやがって!」
黒滝が桜田を睨み付けた。
「これ、どうぞ?」
そこに亜伊が、USBメモリをテーブルに置いた。
「は?」
「情報、欲しいんだろ?どうぞ?
中身見たら、びっくりするよ」
桜田が警戒しながら、パソコンでUSBの中身を確認する。
「━━━━━━!!!!?これ……」
そこには、三葉組の情報全て……そう全てが映っていた。
「えーと、あと……28秒」
「は?」
「18時に、その中の情報全て……ばら蒔かれる」
「は?冗談だろ?」
「冗談?俺はお前のような奴に冗談なんか言わない」
「やめてくれ…!!!」
「三葉組は、もう終わりだ」
「倉澤ぁぁぁぁーーーー!!!
━━━━━━!!!!?」
叫びながら桜田が亜伊の胸ぐらを掴んだ。
ズン!!と亜伊を包む雰囲気が圧迫され落ちる。
亜伊は冷静に桜田を睨み付けていた。
「俺に、触るな……」
「あ…あ……」
亜伊の雰囲気。
そして………
黒滝にこめかみに拳銃を突き付けられ、怯え出す桜田。
「俺の宝物に触るな」
黒滝の雰囲気も真っ黒に落ちていた。
「竪羽…なん…で?」
怯えながら見る、桜田。
「ボスは俺の宝物だ。それに俺を裏切ったサクラが悪い」