お昼寝御曹司とふたりだけの秘密
「……涼本さん、恋人いないんですか?」
頭の中に浮かんだことをそのまま言葉にしたわたしは、急になにを聞いているのだろうかと、顔が熱くなる。
わたしの質問に涼本さんは小さく笑った。
「恋人がいたら、女性に一緒に住もうなんて言わないだろ」
「そ、そうですよね」
「少し考えればわかることだけど聞いてくるってことは……君は恋人がいるの?」
「いいえ! まったくいません!」
彼氏という存在は、もう二年ほどいない。最近は早く仕事に慣れようってことばかり考えていたから、恋愛のことを考えていなかった。
そんなわたしが涼本さんのことを好きになって、まさか一緒に住むという話になるなんて。
「よかった、それなら問題ないな。今日はアパートに行って君の荷物をもう少し持ってこよう」
「……は、はい!」
これが現実なのかまだ信じられない気分だけど、わたしの胸はドキドキしていた。
高嶺の花のような存在だと思っていた涼本さんがわたしの目を見て、話をして、微笑む。
この瞬間が特別のように感じて、ときめく気持ちを抑えることができなかった。
頭の中に浮かんだことをそのまま言葉にしたわたしは、急になにを聞いているのだろうかと、顔が熱くなる。
わたしの質問に涼本さんは小さく笑った。
「恋人がいたら、女性に一緒に住もうなんて言わないだろ」
「そ、そうですよね」
「少し考えればわかることだけど聞いてくるってことは……君は恋人がいるの?」
「いいえ! まったくいません!」
彼氏という存在は、もう二年ほどいない。最近は早く仕事に慣れようってことばかり考えていたから、恋愛のことを考えていなかった。
そんなわたしが涼本さんのことを好きになって、まさか一緒に住むという話になるなんて。
「よかった、それなら問題ないな。今日はアパートに行って君の荷物をもう少し持ってこよう」
「……は、はい!」
これが現実なのかまだ信じられない気分だけど、わたしの胸はドキドキしていた。
高嶺の花のような存在だと思っていた涼本さんがわたしの目を見て、話をして、微笑む。
この瞬間が特別のように感じて、ときめく気持ちを抑えることができなかった。