仕方なく結婚したはずなのに貴方を愛してしまったので離婚しようと思います。
「はぁっ……れい、じさん……っ」
「ん……ほのか……っ」
玲司が息を詰まらせた。頭の中は一瞬で真っ白に染まり穂乃果は意識が飛びかける。胸の鼓動は激しく動いたまま背中が弓なりに仰け反って頭のてっぺんから足の爪先まで伸び、身体が恍惚で充満していた。
背中に感じる熱は何度か感じたことのある温度。玲司も果てたことを知らしめるのだ。
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