【完】ネコ系男子は幼なじみだけに素顔を見せる
「いいな。そうだ…!理人、小道具のピンクと白の花弁を上から散らしてくれ!」



「了解です!」



ひらめいたらすぐに行動がモットーの進藤は理人が戻ってくるまでの時間も無駄にせず、シャッターを切り続ける。




こんなに力が強かったんだゆずくん。



身体を抱える腕には



「ココ、オレの首に腕通して?」



「うん」




ゆずくんが近い。




キスする時に慣れているはずなのに、メイクしているせいか、いつもよりかっこよく見える。



「そのメイク可愛いね。理人がやったの?」



「そうだよ。りっくん凄いね。ゆずくんが私だって分からなくなほど綺麗にしてくれたんだから」
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