【完】ネコ系男子は幼なじみだけに素顔を見せる

渚はこんなだけど、理人といつも一緒なんだからデザインの知識くらいはあるだろう。



「どうしたの？」



「本屋に寄る。見たいものがあるんだ」



「いいわよ！Let's Go！！」



テンションが高いなコイツ。



本屋に入った柚弦は早速被服関係の雑誌コーナーに向かった。



そのカテゴリーの本だけでも200冊以上ある中、柚弦は何冊か気になったものを手に取って読み始めた。



最初はTシャツから始めるのは本当だったんだ。



確かに簡単そうだな。



型紙に生地。道具も沢山あるんだな。



理人に安いお店聞くか。



どうせならアトリエを借りるか。



いや、まだ自分の部屋でいいか。



忙しくて中々行けないだろうし。



「柚弦デザインに興味あるの？」