【完】ネコ系男子は幼なじみだけに素顔を見せる
気をつければ気をつけるほど、ゆずくんと恋をするのが怖くなっていった。



私がいたら迷惑になる。



もっと可愛いこと付き合った方がゆずくんのためだ。



何回も離れることも考えた。




だけど…ゆずくんを誰にも取られたくない。





どんな形でも私はゆずくんの隣にいたいって心の奥底で思っていた。




「“あなたと一緒なら心がやわらぐ”。これ、どういうことか分かる?」



「え…?」



どういうこと?



「オレはココといる時いつも思っていること。どれだけ仕事が忙しくて疲れていても、ココといればそれがなくなって心がやわらぐんだ。それは誰でもいいなんて思ってない。神崎心絆という存在がオレの支えで、最高に愛してやまない存在なんだ。この言葉を教えくれたのはお店の所々にある花なんだ」
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