【完】ネコ系男子は幼なじみだけに素顔を見せる
「ふぅ〜」





いい湯加減。






『一緒に入る?』





ダメだダメだ思い出したら。




のぼせてしまう。





ゆずくん髪の毛ちゃんと乾かしたかな?






お風呂から上がってピンクのボーダー柄の部屋着を着て、柚弦が待つリビングに戻って行った。






ドア開けようとすると、妙に静かだったことに気づいた心絆はそっとドアを開けて覗き込む。





「ゆずくん…!」






思わず大きな声が出て、慌てて手で口を抑えた。






…こんなに大声出したのに気づいてない。




凄い集中力だ。




ゆずくんはスマホで仕事のチェックをしているのかな。




視力が少し悪いからメガネをかけて真剣にメモをとっている。
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