【完】ネコ系男子は幼なじみだけに素顔を見せる
「で、でも今日は学校に来れないほど遅かったし。忙しかったんでしょ?」




「うん、まぁ…。けどオレはココと居たい。それはオレにとって最高の時間だから…!」






私だってゆずくんと居る時間はどんな時間より最高の時間だよ。





けどね、ゆずくんが疲れているのを知って休ませないわけにはいかないの!





「中に入っていい?」






「…分かったよ」





つい、中に入れてしまった。




あんな潤んだ瞳で見つめられたら入れない訳にはいかない。




私も甘いな…。





「ココ」





部屋に入るなり、柚弦は心絆を後ろから抱きしめる。
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