【完】ネコ系男子は幼なじみだけに素顔を見せる
予鈴がなる前にゆずくんを起こして午後の授業を受け終わったら今日は真っ直ぐ家に帰ることにした。



「夕飯も作ってくれる?ココ」


眠ってスッキリしたゆずくんはいつも通りのクマのない、輝いた目で私におねだりをしてきた。



「いいよ!せっかくだから杏ちゃんもどう?」



私たちに協力してくれた杏ちゃんにも恩返しがしたい。それはゆずくんも同じ気持ちのはず。



チラッと視線を向けるとゆずくんはコクンと頷いた。



やったー!杏ちゃん共に夕飯食べれる…!ゆずくんありがとう。



「いいの!?ココの料理が食べれるなんて今日は最高…!」



「沢山作るから、2人とも沢山食べてね!」



「なら、早く帰るか。買い出しを行かないと行けないだろ?」
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