冬物語


「もういい…もういいよ。あたしの話聞けっつーうの。迪のばーか。」


迪に聞こえるぐらいに叫んだ。


それでも迪は振り向いてくれなかった。


何を言っても無駄なんだ。
迪なんて大っ嫌い!なんて思えない。


あたしは大馬鹿者だ。



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