冬物語


だから、来もしない迪を板下公園で待ってる。


あたしは、本当に馬鹿だから諦めたくない。
自分のことを分かってほしいだけ。


今、そんな気持ちしかない。


いつも、あたしのとこに来てくれる。
今回も絶対来てくれる。
迪を信じて待つ。
あたしにはそれしか出来ないから。



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