冬物語


男の人に掴まれた手を振りほどこうにも振りほどけなかった。


やっぱり女は男の力に適うわけなかった。


男の人に押し倒され、両腕を頭の上で押さえ付けられた。


「可哀相に怖いんだね。ガタガタ震えちゃって。でも大丈夫だからね。」


男がセーターの下から手を入れようとした時…―




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