Snow-White








「ねえ、帰らせて頂戴。」


樹「はあ、わかった。俺らからの質問に全て答えてからな。」



「まあいいわ。分かった。約束よ。」



樹「まず、お前の名前は?」




「白雪姫よ。」



陸「誰に名付けてもらったの?」



「ある人。」



壱馬「は?」



「はぁ、お祖父様よ。」



慎「何処で出会った?」



「生まれてからよ。記憶がない。」



北人「その人は今何処?」



「知らないわ。私を置いて何処かに行ったわ。」



壱馬「何時(いつ)?」


「4年前とかよ。」








彼らは顔を見合わせた。



陸「それから変わったこととかない?」



「生活。」



慎「具体的に。」



「お客さんが来るようになったわ。」



北人「どんな人?」








「青い服の人や緑色や黒の柄の人、あと、林檎をくれるお婆さんよ」


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