オオカミと父親 ひねくれた純愛(おまけの小話・その3)
教授は、俺を横目でチロッと見て、仕方がないなというように
「・・1時間くらいで・・
挨拶だけなら・・」

「まぁ、アイリスちゃん、ありがとう!!」
エドナが、アイリスに
抱きつくようにハグをした。

それから片目で、俺にウィンクをして
「すぐにドレスを選びましょうね。アレクも支度をして。
あと、車も出してよ」

エドナは、アイリスの手を握り、
さっさと自分の部屋に、連れて行ってしまった。

俺は、冷たくなったコーンスープを、一気飲みしてから、
残りのサンドウィッチを平らげた。

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