オオカミと父親 ひねくれた純愛(おまけの小話・その3)
「およっ」

教授が、なんとも言えない変な声を出したが、
俺は無視して、教授を横抱きするように膝に座らせた。

「ハグしたほうがいいでしょう?」
俺は、強く教授をホールドした。
これで子ウサギは逃げられない。

教授が、ゴクンと唾をのんだ。
どれだけ緊張するのか・・
この人は・・・

「人が来たら・・・まずいだろう」
教授は、口をへの字に曲げて、
俺の顔を見た。

「ここは、地元のイチャラブ定番の場所です。

あの場所に車が止まっていれば、
後から来た車は
遠慮する事になっています。

ルールを無視すれば、男はボコられますよ」
俺は、余裕で笑って答えた。

教授は唇に指をやり、
ためらいを含んだ声で

「その・・キスは・・・
色々やり方があるだろう。
どのコースでやるのか聞きたい」

コースってねぇ・・
料理の注文ではないのだが・・・

俺は、教授の耳元に唇を寄せささやいた。
ツインテールが、顔に触れてくすぐったい。
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