せんぱいのおまじない
☆小雪のキモチ
頭が痛くて保健室に再び行くと、また赤西先輩がいた。先輩に頭をぽんぽんされた時から、ずっと先輩の姿が頭から離れない。
まさか今日はいるわけないよなぁって思っていたのに。保健室のドアを開けたら目の前に本人がいて、驚きすぎて、閉めてしまった。
おまじないをかけようとしてくれた時も、嫌じゃないのに、ドキッとして身構えちゃった。
私の動き、変に思われただろうなぁ。
ちょっと横になって目を瞑るだけでも少しよくなるかもって先輩がくれたアドバイス。その通りにベッドで横になってはみたものの、先輩が気になって眠れなかった。
保健室の中はとても静か。その静かな中、聞こえてくるカーテン越しの、先輩の制服が擦れたり、何かを置く音やあくびをする音まで。そんな先輩の微かな音、ひとつひとつが気になった。
まさか今日はいるわけないよなぁって思っていたのに。保健室のドアを開けたら目の前に本人がいて、驚きすぎて、閉めてしまった。
おまじないをかけようとしてくれた時も、嫌じゃないのに、ドキッとして身構えちゃった。
私の動き、変に思われただろうなぁ。
ちょっと横になって目を瞑るだけでも少しよくなるかもって先輩がくれたアドバイス。その通りにベッドで横になってはみたものの、先輩が気になって眠れなかった。
保健室の中はとても静か。その静かな中、聞こえてくるカーテン越しの、先輩の制服が擦れたり、何かを置く音やあくびをする音まで。そんな先輩の微かな音、ひとつひとつが気になった。