君が生きてるから私が輝く

　私は田舎でもなく都会でもない、いわゆる地方都市であろうところに住んでいる18歳の高校三年生 "森田 海美"だ。

　｢海美ー！！｣よく通る高い声が聞こえた。この声は間違いなく親友の亜里沙だろう、そう思い後ろを振り向くとやはりそこには亜里沙がいた。前まで大好きだったこの亜里沙の特徴的な声もここ最近はしんどくなってきた。原因はきっと溜まりに溜まっているストレスだろう。
だけど、そんな事亜里沙に言えるわけない！言ったら亜里沙は傷つくだろうし、なにより心配かけたくない。