火の力を持つ国王様は愛も熱い
「とにかく、それは俺からだ。他に必要な物があれば何でも用意するから遠慮なく言っていいからな」
そう言ってエドは自分のクローゼットルームに入ろうとすると、何かを思い出したように戻ってきた。
「それと!服の下に入ってるのは俺の趣味ってわけではないぞ?仕立て屋に流行ってそうなものを用意させただけだからな」
服の下にもなにか入ってるのかな?
「ありがとうございます…こんなに良くして頂いて幸せです」
頭を下げるとエドはクローゼットルームに戻って行った。
服とかエドに用意してもらわないとエドに見合う服用意出来ないから今は頂くしかない…
私も自分で働いて稼いだ分で見合う服買えるようになりたいけど、小さい頃からお城で働く事を許してもらっていた恩があるから今まで通りの金額以上はもらえないだろうな。
私のお給料は全て親戚に支払われ、必要最低限買える分だけ私の元に返されるけど金額は小さい頃からずっと変わっていない。
お城で生活してる分生活にお金はあまり掛からないけど、贅沢品はとても買えない。
エドと結婚する時になったら、その辺も話し合わなくちゃ。
ため息をつきながら服を取り上げると、服の下には白いレースの高そうな下着が入っていた。
!?
あ…エドはこれの事言ってたんだ!
私が気にしてたから用意してくれたんだ…
初めて高級な下着を身につけるとなんだか恥ずかしい気持ちになる。
おしりのところもレースで…おしりが透けてないかな?
気になったけど、エドに見られるのが恥ずかしくてエドの着替えが終わる前に服を着る。