火の力を持つ国王様は愛も熱い
お風呂



ランドリールームに行ってエドワード王様の衣服を仕分けて、私も泥だらけの服を脱いで使用人専用の洗濯物入れに衣服を入れて貸し出し用のバスローブを羽織った。


洗濯も色々と決まりがあって専門の係がいるので仕分けだけだ。


多分私の体が冷えてるのを気遣って先にお風呂と言ってくれたんだろうけど、エドワード王様を汚れたままにしておけないしシャワーだけサッと浴びてエドワード王様の寝巻きを取りに行った。


王族専用の着替えが保管してある部屋に向かって中でエドワード王様の寝巻きを探すけど見付からない。


他の王族の方のはあるのにどうしてないのかな?



その時だ。
奥からコソコソと話す声が聞こえる。



「クスクス……ローレンス王子ってばぁ…お部屋まで待てないんですかぁ?」

「ここ人の出入りないしイイじゃん」

「あの、すいません…エドワード王様の寝巻きが見当たらなくて……ハッ!」



目の前に乱れた格好をしているローレンス王子様とローレンス王子様の専属使用人が今にもキスをしてしまいそうなくらいくっ付いていて吃驚した。


専属使用人の女の人は私に気付くと急いで顔を逸らした。


「何だエマなら良かった。お父様とかラザルスだったらまずかったね」

「も、申し訳ございませんっ!気付かなくて!私、何も見てません!」

「気にしなくていいよー…なんなら混ざってく?」

「へぁッ!?遠慮させていただきますっ!失礼します!」

「気が向いたらいつでも相手するからね〜!あ、それと兄上寝る時裸だから着替えいらないよ」


裸!?
もうっ…変なところ見ちゃったから変な事考えちゃった…エドワード王様は違うのにっ


そもそもローレンス王子様だってまだ15歳なのにどうなってるの!?



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