火の力を持つ国王様は愛も熱い
エドワード王様は自ら浴槽にお水を入れて中に入った。
小さい頃から夜は火の力の影響で体が熱くなるからお湯ではなくお水に浸かるらしい。
そしてお仕事と割り切ったはずなのにエドワード王様の体に触る事になると全然割り切れない。
浴槽に浸かるエドワード王様のお身体を洗う事になってしまったけれど、主に雑務しか任されて来なかった私は戸惑っていた。
エドワード王様は昔からお風呂に他者の手伝いを必要としないと、聞かされていたのに話が違う……
「子供の頃何度も一緒に風呂入っただろ、今更何を恥ずかしがっているんだ?ほら、目隠しするなよ」
グイッ
エドワード王様に目を覆っていた手を引かれた拍子に泡で滑りやすくなっていた床に滑ってエドワード王様の上に転んでしまう。
「ひゃっ……わっ!申し訳ございませんっ」
「エマ…?風呂の時間になってから全然仕事出来てねぇな?」
「ぅ…あ……申し訳ございません……あの……私……」
「罰としてこのまま一緒に風呂に入れ」
「へ…?」
そのまま腰を引かれてしまって、何とエドワード王様と同じ浴槽の中に入ってしまった。
お水だから冷たい。
「エドワード王様っ!いけません!」
「風呂なんだから服も脱げ」
王様の専属メイドって……もしかして……?
先程のローレンス王子様の事を思い出してしまう。
でも……そんな事いけない事だって分かってるけど…私はエドワード王様に求められたら受け入れてしまう。
エドワード王様にメイド服と下着まで全部脱がされてしまって、浴槽の外に衣服は全部投げられてしまう。