火の力を持つ国王様は愛も熱い
どうしよう……恥ずかしくなってきちゃった。
それに浴槽の中お水だから寒くて震えてくる。
すると、エドワード王様は後ろから私の事を抱き締めた。
エドワード王様の体温が上がっているのがわかる。
「…だから風呂入って来いって行っただろ」
「へ?」
「俺の風呂はいつも水なんだよ…風呂の手伝いするならちゃんと体暖めてから来い。暖めてやるからちょっと待ってろ」
あれ?お風呂のお手伝いで冷えたから暖めてくれてるだけだった!?
水だった浴槽の中はどんどん暖かくなっていってお湯になった。
「湯加減このくらいでいいな。俺はすぐのぼせるから先に出るぞ…ちゃんと暖まるまで絶対に出るなよ?」
「うぁ……ごめんなさい……私また……」
「気にするな、俺の説明不足だ」
エドワード王様はそう言って立ち上がると浴槽から出てシャワーで水を浴びてから浴室を出て行った。
……反省したばかりなのにどうしてまたエドワード王様の言う事聞けなかったんだろう。
またエドワード王様に迷惑掛けちゃった。